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梅澤伸嘉の理論

梅澤伸嘉のオリジナル理論・手法・メッセージなどをご紹介しています。
MIP経営・MIP開発にご活用ください。

【MIP〔新市場創造型商品〕】 MIPでもシェアNo.1を長期間保てない要因
既に先発商品がある市場に後発参入する新商品と比べて、ヒット率が圧倒的に高いMIPでも、シェアNo.1の座を奪われることがあります。

その要因は、223市場の分析・研究の結果、3つにまとめられます。

追いかけ効果
「後から発売される商品の方が品質や性能が優れている」---と消費者に考えられているカテゴリー(エレクトロニクス等)では、MIPが長期間シェアNo.1を保てないことがある

②類似市場優位効果
MIPとして新たな市場(新カテゴリー)を創造しても、その市場のそばにある類似市場の王者に後発参入されると、MIPが長期間シェアNo.1を保てないことがある
(例)新カテゴリー(スプレー洗濯のり)⇔類似市場(洗濯のり)

大砲による逆転効果 
圧倒的な物量(広告・販促など)作戦で後発商品に追われると、MIPが長期間シェアNo.1を保てないことがある
(例)缶コーヒー

上記を踏まえてMIPの開発をしていけば、市場で優位を保つ可能性を更に高められます。

MIPのコンセプト開発ワークでは、ドメイン(生存領域)設定の際に留意する必要があります。

[出典]『新版 ロングヒット商品開発』(2018年)