【ヒット率100倍の商品企画】 成功・失敗は発売前に運命づけられている
新商品がヒットするかしないか、それは『売ってみなければわからない』と思っていませんか?
実は、CとPという2つのパワーによって、発売後の売上曲線は発売前に運命づけられています。
- C/P共に高い→成功商品(図:右上)
- C>P→線香花火型(図:左上)
- C/P共に低い→空振り商品(図:左下)
- C<P→スロースタート商品(図:右下)
※スロースタート商品は、POSにより発売初期段階でカットされるため空振り商品と同じ曲線になってしまう。
Cとはコンセプト、Pとはパフォーマンスのことで、「コンセプトに対する使用意向(%)」と「商品使用後の使用意向(%)」を測定することで、発売後の売れ行きを予測することができます。
<CとPの定義>
- C(コンセプト)は、買う前に、”期待”を与え「欲しい」と思わせる力
- P(パフォーマンス)は、買った後、”期待”を叶えて「買ってよかった」と思わせる力
10年間の相関研究を経て、C/Pバランス理論として、1984年に発表しました。
梅澤伸嘉が、失敗商品の連続からヒット連発への道を歩み始めるキッカケとなった理論です。
[MEMO]
- この相関研究のベースになった「C/Pテスト(シー・ピー・テスト)」は、梅澤が1972年に完成させ、マーケティングリサーチ協会研究講座で1982年に発表したものです。
[出典]
『消費者ニーズをヒット商品に仕上げる法』(1984年)
『消費者は二度評価する』(1997年)
『新版 ロングヒット商品開発』(2018年)