【キーニーズ法】 《天ぷら油処理剤》潜在ニーズ発掘から製品アイデア発想まで
「天ぷら油処理剤」が登場するまで、良心的な主婦は、天ぷら油に関して、次のような行動(やりたくないけどやっている)をとっていました。
めんどうだし手が汚れて不快にもかかわらず、新聞紙をまるめ、油を吸わせ、牛乳パックにつめてゴミとして出す
・・・<専用品がない状態>
上記の行動から、「新聞紙をまるめ、油を吸わせ、牛乳パックにつめてゴミとして出さなくても(=手軽に)、良心的な方法で、天ぷら油を処理したい」という潜在ニーズを発掘しました。
潜在ニーズを発掘したことで、ニーズをピタリ達成するアイデアを発想することができました。
これが、「天ぷら油処理剤」が誕生するまでの、キーニーズ法による発想プロセスです。
[出典]『「梅澤式」だと、なぜ超ヒット商品がこんなに作れるのか』(2020年)